お知らせ

2018-03-24 21:00:00

 

3月に入り急に暖かな日が増えてきた。ようやく春陽の季節到来である。孫娘の内裏雛を飾り、お祝いした。昔は、月遅れの4月3日が雛祭で、春の彼岸過ぎに家に伝えられた雛をすべて飾り、紅白餅、草餅を菱形に切り、三重ねにしてお供えした。蓬を摘み、草餅を搗くには3月下旬を待たなければならなかったからである。4月3日が過ぎるとすぐに雛をしまうのが良いとされた。今は3月に飾り、4月3日まで飾って置く。雅やかな内裏雛は、春の到来の象徴であり、女児の健やかな成長を祈るのにふさわしい。 

 

 

初旬には今年も蕗の薹を摘み、旬の生気をてんぷらにしていただいた。山紅葉の芽が大きく膨らんで、新芽が伸び始めている。東京では、靖国神社の桜が咲いたということで、17日に開花宣言が行われた。北関東の当地方では、まだ蕾は固いがうっすらと桜色になってきて、彼岸が過ぎれば、一斉に開花ということになりそうである。 

 

 

3月は年度末ということで、卒園式、終業式、卒業式が行われ、様々な会の決算、引継ぎなどが行われる。園児や生徒、学生にとっては、大きな節目である。節目をいくつも重ねて大きく成長して欲しい。 

 

 

境内を見渡すと雑草が其処かしこに、芽を伸ばし始めている。放っておくと雑草だらけになってしまうので、これから草引きが大変である。それにしても大地の豊かさに改めて気付かされるのである。来月になると農作業も忙しくなる、氏子崇敬者の皆様の一層のご発展をお祈りしたい。