お知らせ

2019-05-28 21:00:00

 

 5月1日に新帝が即位され、令和と改元されました。新しい御代のはじまりは、剣璽等承継の儀、賢所の儀など神代から皇室に伝えられた三種の神器を継承する儀式・祭祀でした。今上陛下は、建国の初代神武天皇より数えて、126代天皇に当たられます。日本国の古さを改めて実感致します。

 

 

 今後の皇位継承儀礼は、10月22日の即位礼、11月14、5日の大嘗祭でありまして、その期日を奉告する祭祀が、5月8日に宮中三殿で行われ、その日の午後勅使発遣の儀が行われました。御引直衣をいう装束を着けられた天皇陛下の前に勅使が進み出て、皇祖皇宗に奏上する祭文を授けられ「よく申して奉れ」との勅語を拝して、伊勢神宮、神武天皇山陵、更に昭和、大正、明治、孝明の山陵に出向いて、期日奉告の祭典を行われるのです。この事が5月10日にそれぞれの処で行われました。そして5月13日には斎田点定の儀が行われて、悠紀国に栃木県、主基国に京都府が卜定されました。大嘗祭に献る新穀を栽培する斎田が決定され、秋に向けて準備が本格化する事でしょう。恙なく秋の諸行事が迎えられるよう心から祈りたいと思います。

 

 

 5月は新緑の候、新緑に爽やかな風が吹き抜けて、気分爽快です。筍のおいしい時季はあっという間に過ぎて、もう大きな竹に成長しました。陽気はさらに良くなり夏の到来を実感するような日もあります。田植えの便りも各地から聞こえてきます。日本全国の水田に水が湛えられて、早苗のそよぐ季節です。豊葦原の瑞穂国と称えられたことが、実感できます。

 

 

 5月1日は御代始と言うこともあり、神社社頭はお正月に新年を祈るように、たくさんの参詣の人で賑わいました。上皇陛下への限りない感謝をこめ、令和の時代が希望に満ちた時代になるよう、真剣に祈る人々が多かったように思います。神社の多くは神代以来の伝承を持っています。日本国の由来に関わる神話伝承の中に起源があるわけです。新天皇の御代始に、神社社頭に人々が参詣に集まるのは、自然の事であります。この機会に神社で行われる恒例祭祀とは、どんな意味があるのか、考えてみるのもいいのではないでしょうか。

 


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