お知らせ
2017-02-04 00:00:00
「立春を迎えて」
お正月の行事が滞りなく相済み、お飾りが山のように社頭に納められました。大寒の中、冬枯れの境内には水仙の花が咲き、梅も蕾を大きくしています。
二月三日節分を迎え、豆まき行事が行われました。ヒイラギの小枝と豆柄にイワシの頭を焼いたものを挿して玄関に飾り、家庭での豆まきを済ませた後、家族揃って神社の社頭に詣でて「福はうち、福はうち、鬼はそと」と大きな声で豆をまき、除災招福を祈りました。本年、厄年を迎えた方々の厄除け祈願も行い、同時に氏子の皆様の平安を祈りました。
翌日は立春です。陽気が立ち登り、春がめぐり来る気がします。しかし春寒料峭とも言い、春風はまだまだ肌に寒く感じられます。同時に三寒四温ともいい、少しずつ日も伸び確実に暖かくなって行きます。
今月十一日は建国記念の日、初代神武天皇が正月元旦に橿原宮の即位された日です。新暦に換算して、二月十一日とされました。建国の原点も春と共に始まったという伝承です。二千六百七十七前の事と伝えられています。心からお祝い申し上げましょう。