お知らせ
常夜燈奉納される
古宮神社宮司 茂木貞純
当地の新井吉蔵商店の新井清次・栄子御夫妻から八十歳の長寿を得られた記念に社頭に何か寄進したいとのお話があり、ご相談の結果かねて常夜燈を設置したいと考えていたので、早速に計画を進めてゆくと宮大工の高度な技術が必要で、予算もかなり高額になることが判明した。そうした中、ほしのみや保育園が設立40周年を迎えたので、理事長と園長の賛同を得て、常夜燈を一基ずつ寄進していただくことにした。
宮大工には、千葉県野田市の吉祥工務店、石工には地元の石直さんにお願いして、順調に工事が進むことになり、年末の24日に設置し、30日に奉納清祓の神事を執り行うことが出来た。「平成三十年正月」奉納とさせていただき、平成30年の初詣の方々を迎えることができることとなり、大変嬉しく思うところである。
新井商店は、地元の商店として地域の方々に親しまれ、食品や雑貨をはじめてガソリンスタンドも経営されている。常に真心のこもった応対で信頼を得ている。ほしのみや保育園は、古宮神社の境内に創立され今日に至ったが、理事長、園長をはじめ職員の努力によって、また地域の方々に支えられて、日々順調に運営ができている。これ地元の氏神神社のおかげと、此のたびの寄進となったこと、誠にありがたく、心から感謝申しあげたい。
神社の社頭の正面に常夜燈が設置されたことにより、境内の威厳が増したように感じる。今後も境内整備に努め、清らかで親しみやすい環境を整えてゆきたいと考えている。立派な常夜燈が奉納されたことを、喜びご報告としたい。
平成29年12月30日
古宮神社では、毎年元旦に氏子崇敬者の一年の平穏無事と、地域社会の安泰をご神前にご祈祷するとともに、皇室の弥栄・日本国の隆昌と世界の共存共栄とを祈っています。
またご希望の方に新年特別祈願祭を斎行し、諸願意をご神前にてご祈祷致しております。明年も下記の通り執り行いますので、ご希望の方は社務所までお申込み下さい。
尚、午後2時より当社に伝わる獅子舞(熊谷市指定無形民俗文化財)が大前に奉納されます。
・日 時 平成30年1月1日 午後1時30分
・初穂料 5千円
・申込み 初穂料を添えて年内にお申込み下さい。
師走17日、境内の大掃除を行った。総代、祭事係、獅子舞保存会の方々の総勢30数名で境内の大掃除を行う。午前9時集合打ち合わせの後、作業に取り掛かる。先ず、屋根に積もった落葉を落とし、掃き溜めていた落葉も掻き出して、森の中に運ぶ。普段の庭掃除では、手の回らない所まで、箒を入れて掃き出す。大きな枯れ枝も多い。落葉と枯れ枝などを集積してみると、大変な分量である。平行して氏子の方々の使用する集会場の大掃除も行い、煤を落とし、ガラスを拭いて、隅々まで拭き清めた。拝殿、末社も煤を払い、水拭きして清めた。
森の中に棕櫚がたくさん生えている。鳥が種を運び自然に生えたものだが、ケヤキ、ムクノキ、樫、榊などに交じって棕櫚が生えてしまうと、森の中に入れない程うっそうとしてしまう。そこで、近年これを駆除している。これも大変な分量なので、少しずつ区画を限って伐採し、森の中の空き地に集積した。棕櫚を伐採すると、風が通る明るい鎮守の森となる。森の足元は落葉でふかふかで、ヤブランが生え、倒木が朽ちている。
午前中で作業が終了し、見違えるようにきれいな境内となった。冬枯れの鎮守の森は、来年の芽吹きまで、冬ごもりの季節となる。これから北風が吹いても落葉はなく、枯れ枝を揺らすのみである。お昼には、ほしのみや保育園の奉仕で、おむすびと熱い豚汁が用意され、作業した全員で頂き、懇談して楽しいひと時を過ごした。毎年恒例の大掃除であるが、大勢の作業は楽しく、能率も上がるようである。
これから年末にかけ、各家庭でも煤払いが行われ、神棚の清掃が行われると、床の間や神棚に納めてある御幣の切り替えが行われる。御幣は、一本立、三本立と区々であるが、これを神社に持参して、新しい半紙で切り替える。これを持ち帰り、神棚に新しい御札を納め、注連縄を張り、御幣を飾る。30日までにはこうした準備を済ませて、正月を迎えるのである。31日早朝、総代、祭事係の皆さんが神社に集合して、幟旗を立てる。これでお正月を迎える準備が、滞りなく整ったということになる。