お知らせ

2017-07-02 20:30:00
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 6月初旬、梅実が熟してくる。青葉の中に大きな梅実が生って、今年は青梅をもいで梅ジュ-スを作った。御酢と砂糖のみで濃厚な梅ジュ-スができた。冷たい水で割ると、さわやかな味である。6月7日に梅雨入りが宣言されたが、空梅雨であまり雨が降らない日々が続いている。境内の掃き掃除をしていても、土が乾燥している。例年だとカビが心配になるが、今年はあまり湿気を感じない。

 

 田んぼでは、麦が黄色く熟して、麦秋を迎えている。その隣の田んぼでは、代搔きが済み、田植えをするばかりとなっている。熟した麦畑と水田のコントラストは、この時期にしか見られない光景である。もうすぐ一面、早苗が植わった水田風景となって行く。6月中旬に当地方では、ほぼ田植えが済んだようである。

 

半世紀前私たちの子供の頃は、6月下旬が田植えの時期で、家族総出、近所の家と共同で田植えをした。麦刈り、水田の代掻き、苗取、田植えと人手は、いくらあっても足りなくて、朝から晩まで働き、食事も田んぼの畔で食べていた。田植えが済むと、「さなぶり」といい、共同で作業をした一同が会して楽しい宴会を催した。

 

   

 

 

6月25日に古宮神社で田んぼ学校を開催した。参加者は子供30人を含む約80名、と國學院大學の学生・留学生合わせて、100名余である。お世話したのは、古宮神社の総代・獅子舞保存会、國學院の学生及び神社本庁職員ボランティア、主催である日本文化興隆財団のスタッフ合わせて約50名である。

 

大雨の予報であったが、朝方から雨は上がり曇り空の中、古宮神社の杜の中に参加者を迎えて、午前10時から開講式を行い、引き続き豊作祈願祭を行った。早朝相当雨が降ったが、空梅雨だったので、ぬかるみができるほどではなかった。祈願祭後、宮司講話で日本人と米の関わりを話させてもらった。子供たちも真剣に聞き耳を立ててくれるので有難い。

 

昼食時には、「おむすび」作りも体験、地元産のミニトマトをいただき、ポン菓子も味わっていただいた。午後、いよいよ田植え体験である。近くの圃場に列を作って移動、早乙女、白丁姿の子供を先頭に水田に入り、早苗を3、4本ずつ手植えして行く。その後、参加者全員で田植えを行った。午後3時過ぎに閉校式を行い、10月1日の稲刈りに再会することを約束して、皆さんをお送りした。