お知らせ
師走17日、境内の大掃除を行った。総代、祭事係、獅子舞保存会の方々の総勢30数名で境内の大掃除を行う。午前9時集合打ち合わせの後、作業に取り掛かる。先ず、屋根に積もった落葉を落とし、掃き溜めていた落葉も掻き出して、森の中に運ぶ。普段の庭掃除では、手の回らない所まで、箒を入れて掃き出す。大きな枯れ枝も多い。落葉と枯れ枝などを集積してみると、大変な分量である。平行して氏子の方々の使用する集会場の大掃除も行い、煤を落とし、ガラスを拭いて、隅々まで拭き清めた。拝殿、末社も煤を払い、水拭きして清めた。
森の中に棕櫚がたくさん生えている。鳥が種を運び自然に生えたものだが、ケヤキ、ムクノキ、樫、榊などに交じって棕櫚が生えてしまうと、森の中に入れない程うっそうとしてしまう。そこで、近年これを駆除している。これも大変な分量なので、少しずつ区画を限って伐採し、森の中の空き地に集積した。棕櫚を伐採すると、風が通る明るい鎮守の森となる。森の足元は落葉でふかふかで、ヤブランが生え、倒木が朽ちている。
午前中で作業が終了し、見違えるようにきれいな境内となった。冬枯れの鎮守の森は、来年の芽吹きまで、冬ごもりの季節となる。これから北風が吹いても落葉はなく、枯れ枝を揺らすのみである。お昼には、ほしのみや保育園の奉仕で、おむすびと熱い豚汁が用意され、作業した全員で頂き、懇談して楽しいひと時を過ごした。毎年恒例の大掃除であるが、大勢の作業は楽しく、能率も上がるようである。
これから年末にかけ、各家庭でも煤払いが行われ、神棚の清掃が行われると、床の間や神棚に納めてある御幣の切り替えが行われる。御幣は、一本立、三本立と区々であるが、これを神社に持参して、新しい半紙で切り替える。これを持ち帰り、神棚に新しい御札を納め、注連縄を張り、御幣を飾る。30日までにはこうした準備を済ませて、正月を迎えるのである。31日早朝、総代、祭事係の皆さんが神社に集合して、幟旗を立てる。これでお正月を迎える準備が、滞りなく整ったということになる。