お知らせ

2018-05-20 14:55:00
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5月5日、好天に恵まれる中、疫神祭(やくじんさい)が恒例の通り滞りなく行われた。境内は若葉が出そろい、さわやかな風が青葉若葉を吹き抜ける。いつの間にか筍は、数メ-トルにも伸びている。適度に日の当たる木々の根元には、蕗が大きな葉を広げている。疫神祭は、これから農作業が忙しくなる前に地区内の疫神を祓い、地区内に災いが入らないよう境にフセギの札を立てる行事である。 

 

 

午前8時、氏子総代、祭事係、獅子舞保存会の方々が集合し、境内を清掃し、準備に取り掛かる。8時半には今日の主役である子供たちも集まってくる。子供たちは獅子舞の装束を着け、祭り半纏を着て準備をする。

 

午前9時、全員拝殿前に集合して、疫神祭の祭典を行い、雨風が適度で豊作になるよう祈ると、子供たちは獅子頭をかぶり、行列を整えて地区内の祓に出発した。篠笛のお囃子に合せて太鼓をたたき、決められた順路で先ず地区内の寺の梅岩院を目指す。昭和30年代までは、各戸の家の中にまで入りお祓いしたが、土間が無くなり、戸数も増えたことから、現在は、地区内全域をめぐるだけになっている。

 

10時頃、梅岩院に着くと小休止し、獅子舞保存会のメンバ-により本堂の前で獅子舞が舞われた。その後、また列を整えて決められた道順で神社へ向かう。11時半頃神社に帰ると、ここでも獅子舞保存会のメンバ-により獅子舞が舞われた。今年も多くのカメラマンが取材に来てくれた。終って直会を行い、今年の疫神祭の行事を滞りなく終えた。 

 

 

成長力に溢れる子供たちの力によって疫神を祓うのでなるべく多くの子供たちの参加が有難い。小学校の校長先生や教員の方も参加していただき子供たちもうれしい限りである。これから田植えを控えて、農作業も忙しくなる。氏子崇敬者の一層の御健康御発展を祈りたい。