お知らせ
新年あけましておめでとうございます。
皆様には輝かしい新春をお迎えになられた事とお慶び申し上げます。
元旦は風もなく大変穏やかで静かな1日でありました。早朝、家の歳神棚をはじめ神棚・御霊舎・屋敷の稲荷社に紅白のお供餅を供え、元旦恒例のうどんを供えて新しい年の平穏と幸せを祈りました。元旦の朝食はうどんで、夜にはごはんを供えて、家族はとろろご飯を食べます。我が家の正月3ケ日の家例です。
元日の家の神祭を済ませてから、神社に出て歳旦祭、新年特別祈願祭の御奉仕を致しました。歳旦祭には、氏子総代、祭事係の皆さんが参列をして、皇室の弥栄と氏子の皆さんの御安泰、御幸福を祈らせていただきました。その後、恒例の獅子舞奉納があり、たくさんの見学者で賑いました。穏やかな元旦の如く、本年が平穏な1年でありますことを祈った次第です。
本年は今上陛下が御譲位され、皇太子殿下が5月1日に126代天皇として御即位されます。そして秋には即位礼、大嘗祭と即位に伴う諸儀礼が行われることになります。諸儀式がつつがなく全国民の奉祝の中に行われますことを、衷心よりお祈り致したいと思います。
大嘗祭は、新帝が御即位後初めて行われる新嘗祭の事で、御一代一度の最も大切な祭祀とされてきました。大嘗宮という黒木茅葺の簡素な建物を造営して、新穀の稔る秋の11月に皇祖天照大御神、および天神地祇に、新穀の御飯や白酒・黒酒を中心とした神饌を天皇自らお箸をとって取り分け、お供えになります。そして、国家安泰、五穀豊穣を祈られます。神代の風儀を伝える祭儀と言ってよいでしょう。
新春を迎えたとは言え、これから寒の入りで、1年で最も寒い時期です。氏子の皆様にはくれぐれも健康に御留意され、益々御発展されますよう、そして今年が良い年でありますようお祈りを申し上げます。
平成31年元旦
古宮神社宮司 茂木貞純