お知らせ

2020-08-28 17:00:00
疫病除けの朱守護符(あかふだ)について

古宮神社の拝殿には、明治二十年に疫難退散の御礼に奉納された絵馬があります。

前年に流行したコレラの災いから地域が免れたことを伝えるものです。

コレラの流行は幕末からたびたびあり、致死率も高く、明治十九年の流行では、全国で十万人もの尊い命が失われたといいます。

現在、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい、有効な薬の開発が待たれる中において、

感染予防の徹底が私たち一人ひとりに求められ、日常生活に大きな変化をもたらしています。

そうした状況のもと、氏子・崇敬者の皆さまにおかれましては、非常事態が早く収束しますよう日々祈りを捧げておられることと存じます。

このたび奉製した「朱守護符」は当社のご祭神のご神徳を戴いた疫病除けの守護符であり、例祭にあわせ、どなたにも無償でお頒かちするものです。

朱は生命が生き生きとするさまを表し、古来より魔除け、災厄除けに用いられる色です。各家の門戸(入口)に貼りつけてお祀り下さい。

ご家族ご一統さまのご健勝、そして心のご平安をお祈り申し上げます。

(9月末日頃まで、拝殿前にてお頒かちしておりますので、どうぞお持ち帰りいただきお祀り下さい。)