お知らせ

2020-10-22 19:00:00

 

 新型コロナウイルスの感染症の蔓延になかなか歯止めがかからない中、残暑の日々が続いていたが、お彼岸を過ぎると急に秋の気配が深くなり、10月になると冷たい秋雨の降る日々が続いている。気が付けば長雨で稲刈りのできなかった田んぼを除き、切株が整然と模様をつくる晩秋の風景となっている。朝晩めっきり寒くなり、早くも紅葉する樹々もあり、桜などはほとんど落葉してしまった。最近まで木犀の香りが強かったが、もう薄れてきている。季節の移ろいが早い、というのが実感である。

 

 

 現在、古宮神社では令和の御大典記念として、玉垣の補修工事を行っている。8月の例大祭が滞りなく済んだ後、玉垣前の植栽を取り除き、玉垣を一旦解体して、基礎工事を改めて行い、玉垣を組み直す工事を実施している。合わせて神社境内の西側の駐車場を整備してしている。この玉垣は、昭和2年の御大典記念として奉納されたものである。九十数年の時を経て、傷みが目立ってきていたので、かねて補修を考えていたのである。

令和の御大典が滞り無く厳粛に斎行され、新しい御代が新帝陛下の「国安かれ民安かれ」という祈りで始まった。しかし、年明け直後に新型コロナウイルスによる感染症の蔓延が始まり、パンデミック宣言となった。世界中が大変な混乱の中に入ることになり、私たちの生活スタイルまで変えてしまった。世界経済は低迷し、旅行娯楽や飲食業界には計り知れない影響が出ている。

このようなコロナ禍の中であったが、当初の計画通り氏子の皆さんの御理解を賜わり、記念事業が計画通り実施できること、有難いことと感謝申し上げる次第である。社頭の整備が順調に進み、御神威が増して、一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息を願うものである。