お知らせ

2021-01-06 13:00:00
宮司の月便り(1月)

 

明けましておめでとうございます。

年頭に当たり、竹の園生の弥栄と、氏子崇敬者の益々の御発展、御多幸を祈念申し上げます。

コロナ禍は未だ終息の気配を見せていませんが、御健康に留意され、この一年間健やかにお過ごしくださるよう祈念して居ります。

 

 昨年は、令和御大典を奉祝して記念事業として玉垣補修、西駐車場整備を計画実施いたしましたところ、予定の事業が滞りなく完遂できました。皆様方の赤誠あふれる御協力、御奉賛に、衷心より感謝御礼申し上げます。御蔭を以て、社頭が見違えるように整備され、御神威の高揚を実感しています。現在、事業報告書を作成しておりますので、完成次第お届けしたいと思っています。

 

 本年のお正月風景は、コロナ禍のため、少し様変わりした。甘酒の振る舞いや直会は中止して、感染対策を万全にして祈願は例年通りとしました。恒例の新年の獅子舞も見物する人こそ少なかったですが、例年通り実施でき、年頭の厄払いとなりました。時間をずらしてのお参りと、じっくり手を合わせて祈りを捧げる人が多かったように思います。

 

 当社は、高い落葉樹林に囲まれ、樫やタブの常緑樹も混じる割合と大きな森に鎮座しています。冬枯れの現在は、落葉も少なく、清らかな空気が漂っています。まさに冬ごもりの寒中であり、新玉の歳の初め、新春と表現するには、少し早い気もします。一カ月後の節分・立春には確実に季節が動き出します。新暦のお正月は生気を殖やす、冬籠りの時期であることを実感します。森の空気が春に向けて、息をこらしているように感じます。