お知らせ

2022-12-18 19:00:00

ご家庭の家内安全や各種事業の商売繁盛、厄年のおはらいなど、「新年特別祈願祭」にてご奉仕致しております。

 

明年も下記の通り執り行いますので、ご希望の方は12月28日までにFAXまたは直接社務所へお申し込み下さい。

 

三が日は予約制としておりますので、それ以外のご希望日はお電話にてお問合せ下さいますようご案内申し上げます。

 

 

【1月1日】 ①13:30 ②15:00 ③16:00

 

【1月2日】 ①10:00 ②11:00 ③13:00 ④14:00 ⑤15:00 ⑥16:00

 

【1月3日】 ①10:00 ②11:00 ③13:00 ④14:00 ⑤15:00 ⑥16:00

 

 初穂料 5千円

 

 申込用紙 pdf 申込用紙(令和5年).pdf (0.21MB)


2022-06-30 18:30:00
宮司の月便り(6月)

 本日は早くも夏越の大祓である。関東地方は梅雨明けの猛暑が連日続いている。例年だと7月下旬の気候である。異常気象を実感せざるを得ない。コロナ禍は鎮静化しつつあるが、油断のならない状況が続いている。ロシアのウクライナへの軍事侵攻は、まさに破壊と殺戮の報道にあふれ悲痛極まりない。なんとか打開策はないのだろうか。

 大祓で、この半年の罪穢れを祓い清めて、後半の半年を健康に平穏に過ごせるよう、心から祈念したい。

    

 612日(日)、田んぼ学校を開催する。2年間休止していたが、人数を制限しての開催となった。午前10時、主催の日本文化興隆財団の職員、参加者(30余名)、学生ボランティア(國學院大學)、神社関係者が集合。開校式の後、講話(稲作と私たち)、その後豊作祈願祭を行う。祈願祭には、参加子供たちも手伝い、神饌を供えていただいた。また、地元の小学生4人による神楽舞が奉納された。新緑の境内で昼食の後、田んぼに向かい田植えを行い、無事にすべての行事を滞りなく済ませた。田んぼは、元総代長の村田茂さんにお願いし、圃場の管理にもあたっていただくので、安心である。

    

 619日(日)自宅の家庭菜園に、息子が小さな水田を作り、その田植えを手伝う。何年も水田として利用していないところに水田を作り、水を引き、代掻きをしての田植えである。何もかも初めての事なので、上手にはできないが、何とか3時間ほどで、田植えを完了することが出来た。腰がものすごく痛い。

 

 農家の方の技術や重労働に思いを寄せ、改めて尊いことだなと気付く。60年前、私が小学生のころ、田んぼの畔に祖父が座り、大勢で田植えをする姿を眺めていたのを思い出した。祖母や母も野良着に手ぬぐいを被って田植えをしていた。昔の田植えは、家族だけでなく手伝いが大勢来て、にぎやかに行われた。食事もすべて野良弁当で、田んぼの脇で食べていた。田植えが無事に済むと、「さなぶり」という祝宴が行われた。お互いに手伝いをした近所同士で行う。楽しい思い出である。かつては麦も作っていたので麦刈りが済んでから、代掻き田植えとなり、終わるとすぐに大祓であった。


2022-05-15 15:00:00
宮司の月便り(5月)

 

 今、境内は新緑にあふれ、一年で最もよい季節である。初夏の爽やかな風がふいている。元総代長の新井登久次さんからご奉納いただいた、ジャーマンアイリスが満開となり、境内の高木の下で木漏れ日を浴びて、紫色の高貴な美しさを見せている。若葉が茂ると、古い葉が落ちて、秋の落ち葉以上に庭に降り積もる。地面を見ると、雑草が一面に生えていて、少し放置すると大変なことになるので、この時期草引きが大事な作業となる。たけのこはすっかり伸びて、背丈以上に成長している。境内は生気に満ちて、様々な命が躍動している。

 

 5月5日疫神祭が行われた。疫神祭は稲の種下ろし、田植えが始まる前に、地区内を清め、疫神を追い払い、集落の境には「ふせぎ」の御札を立て、疫神の侵入を防ぐために行われてきた。秋の豊作を祈る行事で、お祓いの役目は、地区内の子供が担当してきた。生命力あふれる子供たちの力が、疫神に対抗できると考えられた。子供たちは役割を与えられ、うれしく誇らしく感じ、自信にもなった。

 しかし、コロナ禍で、今年も大人たちだけで行事を行い、子供たちは参拝だけということにした。まことに残念なことであった。午前8時に総代・祭事係の方々が集合、境内清掃ののち、疫神祭を行い、獅子舞保存会の面々が獅子頭を付け、お囃子と太鼓で、集落を祓い清めた。神社のある西境から出発し、集落の南側を歩いて東境の梅岩院まで行き、境内で獅子舞を奉納。梅岩院から今度は集落の北側を歩いて神社に戻った。そして神社境内でも獅子舞を奉納して、すべての行事を済ませた。

今年もカメラマンの方2名が、取材に訪れてくれた。一人の方は先日、古宮神社の獅子舞の写真で、県知事賞を受けられた。地区内の行事が、こうして皆さんに知られて行くのは、大変うれしいことである。因みに写真は、昨年の疫神祭での獅子舞でした。

 

 ロシアのウクライナ侵攻のニュースは、世界中に暗い影を落としていて、一日も早い収束を祈りたい。安全保障の問題はわがことでもあるので、有事に備えて万全の態勢を整えなければならない。憲法改正も含めて、まともな常識の議論が待たれるところである。

国内では知床観光船の沈没事故があり、自然を甘く見て法令違反を繰り返していた実態などが見えてきて、なんともやりきれない気持ちにさせられる。この種の人為の事故や事件が増えている。倫理観を育てる根底に異変が起きていて、戸惑うばかりである。足元をしっかりと見直す必要があるだろう。


2022-05-15 15:00:00

令和4年5月5日疫神祭を更新しましたのでご覧下さい。


2022-04-27 12:00:00
宮司の月便り(4月)

 4月18日、古宮神社春祭りが行われた。桜が散り葉桜の季節となり、椋や欅の落葉樹の若葉が芽吹き、春の息吹があふれる中での開催となった。午前9時に新旧の総代の参列のもと、祭典を行い大御代の繁栄、豊作と氏子崇敬者の平安を祈った。その後、新総代長の選出、新年度に入り直ぐに迎える疫神祭の打ち合わせ等を協議した。

 

 例年であれば春祭り終了の後、バスで奥秩父の三峰神社に登拝することを慣例としてきた。先代宮司の時に始めたもので、すでに50年継続してきた行事である。春祭りを以て、新旧役員が交代する習わしで、地元の三峰講の講員と共に、総代・祭事係一同が祈願拝礼して、神社の興雲閣にて直会を行い、楽しいひと時を過ごしてきた。三峰山は丁度桜が満開の時期で、山の霊気を全身に浴びて、帰路に就くことになる。ただ、今年もコロナ禍の為、この行事は中止として、祭典のみの奉仕となったのである。

 

 3月下旬に始まったウクライナとロシアの戦争は、世界に暗い影を投げかけている。苛酷な国際状況は、東アジアも同様で、平和に慣れた私たち日本人は冷水をかけられた。連日伝えられる戦況、破壊される街並み、理不尽に殺傷される市民の姿を見て、言い知れぬ悲しみや怒り、やり切れなさを感じない人はいないだろう。一刻も早く停戦が実現して、平穏な日常を取り戻すことを祈らずにいられない。力の均衡こそが、わずかに平和を成り立たせている現実がある。現実を直視して、平時の備えを怠ってはならないということである。

 

 天皇陛下の種籾を播くニュースが伝えられ、農作業が本格化してきた。田作りこそは、生活を支える原点で、これを自覚して農作業の尊さに気付くことが大切なことだ。苛酷な自然条件の中にも拘わらず、自然の恵みを得て、豊作の秋を迎えられた喜びに思いを馳せて欲しい。先祖の歩みに心を通わせて欲しい。春の息吹は、自然の恵み、地力の豊かさの象徴である。十風五雨、歳の災いが起こらず豊作の秋を迎えられることを切に望みたい。


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