お知らせ

2020-08-30 22:45:00

令和2年8月29日 例祭を更新しましたのでご覧下さい。


2020-08-30 22:00:00
宮司の月便り(8月)

古宮神社例大祭が、滞りなく終了した。本年は、コロナ禍の中で、例年の神輿渡御、宵宮の夜店を中止とした。28日の宵宮には、神輿を拝殿前に奉安して、祭礼幟を立て、例年通り御神燈を境内各所に掲げて、宵宮の形を整えた。夕刻、疫病終息祈願祭を行い、朱守護符「古宮神社疫病除守護」の頒布を行うこととした。一年に一度の例大祭に合わせて、春より流行の治まらない新型コロナウイルス感染症の終息祈願を、改めて祈願して、朱守護符を無料で頒布し、氏子崇敬者の皆様、家族一同が感染症に罹ることなく、健康に過ごせるように祈念した。

 

翌日は午前10時半より、氏子総代、本年の祭事係が参列して、例大祭を斎行した。恒例であると地区の役職者が来賓として参列されるが、本年はこれも自粛した。連日好天続きで、気温36度を超える中での、例大祭であったが、鎮守の森の木立の中での祭礼で、炎天下ではなく時折さわやかな風が吹き抜けるので、大変ありがたい。神前での神事を済ませ、1115分頃から、ほしのみや保育園の年長組園児20数名による神楽舞の奉納があった。男子は朝日舞、女子は浦安舞である。感染予防策を徹底して、6月から稽古練習を重ねてきたものである。大勢の保護者の見守る中、無事に見事な舞が奉納できたことに、心から感謝したい。

 

例大祭が済むと、例年であると秋風が立ち、収穫の秋へと一直線に向かって行くが、今年の残暑は異例のようで、高温の日々が続いている。7月は梅雨が長引き、肌寒い日もあったが、その後は猛暑の日々である。異常気象も日常になってしまったような状況である。これに加えてコロナ禍で、感染予防の励行という厳しい状況が続いている。

氏子崇敬者の皆様の今後一層の御健康と御発展を祈りたい。そして、喜びに満ちた豊作の秋を迎えたい。


2020-08-28 17:00:00
疫病除けの朱守護符(あかふだ)について

古宮神社の拝殿には、明治二十年に疫難退散の御礼に奉納された絵馬があります。

前年に流行したコレラの災いから地域が免れたことを伝えるものです。

コレラの流行は幕末からたびたびあり、致死率も高く、明治十九年の流行では、全国で十万人もの尊い命が失われたといいます。

現在、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい、有効な薬の開発が待たれる中において、

感染予防の徹底が私たち一人ひとりに求められ、日常生活に大きな変化をもたらしています。

そうした状況のもと、氏子・崇敬者の皆さまにおかれましては、非常事態が早く収束しますよう日々祈りを捧げておられることと存じます。

このたび奉製した「朱守護符」は当社のご祭神のご神徳を戴いた疫病除けの守護符であり、例祭にあわせ、どなたにも無償でお頒かちするものです。

朱は生命が生き生きとするさまを表し、古来より魔除け、災厄除けに用いられる色です。各家の門戸(入口)に貼りつけてお祀り下さい。

ご家族ご一統さまのご健勝、そして心のご平安をお祈り申し上げます。

(9月末日頃まで、拝殿前にてお頒かちしておりますので、どうぞお持ち帰りいただきお祀り下さい。)

 


2020-07-30 18:30:00
宮司の月便り(7月)

古宮神社では、令和の御大典記念事業として、正面玉垣の補修等を計画しました。この玉垣は、昭和三年の昭和天皇の御即位をお祝いして整備されました。今の氏子の皆さんの祖父や曽祖父の御名前が刻まれています。百年近くが経過して傷みが目立ってきたので、この補修を計画したのです。昨年から総代さんたちと相談を重ねてきたのですが、計画の発表が新型コロナの流行と重なり、政府の緊急事態宣言と募財期間が重なってしまいました。

この間、氏子区域では田植えの農繁期でもあり、一年で最も忙しい時期です。このような非常事態の中にも拘わりませず、六月末の大祓までには、目標額を超える御奉賛を寄せていただき、有難く衷心より御礼を申し上げたいと思います。早速、総代の方々と相談して事業の推進に努める所存ですので、よろしくお願い申し上げます。

本年の御例祭は、二十八日の宵宮祭を自粛して開催し、夜店や奉納演芸は行わず、神事は行いますので、三々五々お参りいただければ、と思います。二十九日の神事も恒例の通りで、保育園園児の神楽舞の奉納も予定しています。

   

田植えが済み、一カ月が経過して、長梅雨のため日照不測が懸念されますが、日ごとに株分れし、すくすくと育つ苗に力強さを感じます。熊本や西日本では豪雨の被害が発生し、多くの人が被災されました。心からお見舞申し上げ、一日も早い復旧を祈りたいと思います。

新型コロナウイルスの蔓延は、しばらく続きそうな状況です。お互いに予防を徹底して、感染防止に努めたいと思います。御大典記念事業は、八月の御例祭以降に本格的に進めて、秋の新嘗祭までには、完成したいと思っています。御奉賛賜わりました皆様に重ねて御礼を申し上げます。又、氏子崇敬者の皆様の一層の御健康をお祈り申し上げます。


2020-06-28 13:00:00
宮司の月便り(6月)

 

 6月21日、氏子の方々の御奉仕により、社頭に茅の輪が完成した。まもなく大祓なので、有難く思っている。当地区では、田植えがほとんど済み、田んぼには早苗が風に揺れている。1週前位に植えられた苗は、しっかりと根を張り、成長力の強さを感じさせられる。例年だと田植えが済むと、「さなぶり」と呼ぶ祝宴が、各家庭や共同作業をした家どうしで行われる。今年は、新型コロナウイルスの影響で、あまりにぎやかな行事は自粛のようだ。

 

 60年前の田植え風景を思い出すと、地区の田んぼに一斉に水が引かれ、代掻きが始まる。耕運機での代掻きであった。田植えは、一家総出で、近所の家との共同作業だった。時には助っ人があり、親戚の人やすでに田植えが終わった家の人も加わり、大勢で田植えをして行く。朝食やお昼は田んぼの傍らで、弁当を食べて済ませた。代掻き、苗取り、田植えと段取り良く、各田んぼに早苗が植えられて行く。すべての田んぼに早苗が植えられると、喜びは一入であった。子供心にも、大人たちの無事に田植えが済んだ安堵と喜びを感じられた。

 

 泥で汚れた手足を洗い、田植えに使った農具を清めてから、「さなぶり」の祝いとなった。祖父母、両親、共同作業をした家の家族、助っ人の方々、もちろん子供たちも加わっての祝宴で、楽しかった。この後が束の間の休息の時で、成長する早苗と共に雑草が生えてくるので、すぐに草取りが忙しくなる。この間に大祓が行われる。

 

 まもなく大祓である、新型コロナウイルスの蔓延がまだ収まらないので、しっかりとお祓いしていただき、健康にお過ごしくださるよう、お祈りしたいと思います。氏子崇敬者の皆様のご健勝を祈念申し上げます。そして、秋の豊作を重ねて祈りたい。

 


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