お知らせ

2019-01-04 13:00:00
P1150317.JPG

 

新年あけましておめでとうございます。

 

皆様には輝かしい新春をお迎えになられた事とお慶び申し上げます。

 

 

元旦は風もなく大変穏やかで静かな1日でありました。早朝、家の歳神棚をはじめ神棚・御霊舎・屋敷の稲荷社に紅白のお供餅を供え、元旦恒例のうどんを供えて新しい年の平穏と幸せを祈りました。元旦の朝食はうどんで、夜にはごはんを供えて、家族はとろろご飯を食べます。我が家の正月3ケ日の家例です。 

元日の家の神祭を済ませてから、神社に出て歳旦祭、新年特別祈願祭の御奉仕を致しました。歳旦祭には、氏子総代、祭事係の皆さんが参列をして、皇室の弥栄と氏子の皆さんの御安泰、御幸福を祈らせていただきました。その後、恒例の獅子舞奉納があり、たくさんの見学者で賑いました。穏やかな元旦の如く、本年が平穏な1年でありますことを祈った次第です。

 

 

本年は今上陛下が御譲位され、皇太子殿下が5月1日に126代天皇として御即位されます。そして秋には即位礼、大嘗祭と即位に伴う諸儀礼が行われることになります。諸儀式がつつがなく全国民の奉祝の中に行われますことを、衷心よりお祈り致したいと思います。

 

 大嘗祭は、新帝が御即位後初めて行われる新嘗祭の事で、御一代一度の最も大切な祭祀とされてきました。大嘗宮という黒木茅葺の簡素な建物を造営して、新穀の稔る秋の11月に皇祖天照大御神、および天神地祇に、新穀の御飯や白酒・黒酒を中心とした神饌を天皇自らお箸をとって取り分け、お供えになります。そして、国家安泰、五穀豊穣を祈られます。神代の風儀を伝える祭儀と言ってよいでしょう。 

 

 

新春を迎えたとは言え、これから寒の入りで、1年で最も寒い時期です。氏子の皆様にはくれぐれも健康に御留意され、益々御発展されますよう、そして今年が良い年でありますようお祈りを申し上げます。 

 

平成31年元旦 

古宮神社宮司 茂木貞純 

 


2018-12-21 13:00:00
IMG-7724.JPG

 

 本年も残すところわずかとなってしまいました。16日には、境内の大掃除を行いました。境内林には欅や椋の木の落葉樹が多く、12月中旬には、すべて落葉するので大変な量の落葉となります。社殿や社務所、自治会館の屋根の落葉は、放置しておきますと、雨漏りの原因となりますので、掃き落とさなければなりません。早朝から氏子総代、祭事係、獅子舞保存会、自治会役員など総勢30数名が出て、普段は手の届かないところまで、きれいに掃除を行いました。正午までにはすべてきれいにすることができ、恒例のおにぎりと豚汁を揃って戴きました。これで清々しく浄められた中で、新しい年を迎えることが出来ます。

 

 

 

 末社の靖國社・愛宕社・天神社の前に鳥居が奉納されました。これまでここには鳥居がなかったのですが、天皇陛下御即位三十年を記念して、氏子総代の石井浩良さんから奉納されたものです。大変ありがたく、心から御礼申し上げる次第です。毎年、少しずつ境内が整備されて行き、本当に有難いことであります。

 

 

 

 平成30年の年末、神社は各家々の御幣の切り替えに忙しい時です。氏子各戸では神棚の掃除をして、新しい注連縄を掛け、新しいお札を納めます。床の間に新しい御幣を飾り、台所・井戸・便所・納屋などに御幣(カマジメ)を祀ります。その御幣の切り替えに忙しいのです。30日までに済ませませんと「一夜飾り」となりますので嫌います。この間に家の大掃除や餅つきもしなければなりません。正月を迎える準備は、待ってくれませんので、せわしないのです。

 

 

 

 すべてが清められ新しいものに変えられて、新年を迎える風は神代以来の伝統です。正月を迎えますと、神代に立ち返ったような感覚になります。そして、明年は御代替りの歳でもあります。氏子崇敬者の皆様が、静かな新年を迎えられますことを祈念し、あわせて明年は新帝の御即位の諸儀式が厳粛に盛大に行われて、皇室を中心に日本の国が益々発展するように祈りたいと思います。

 


2018-12-08 17:00:00

熊谷 地域みっちゃく生活情報誌「NAOZANE」12月号にご紹介頂きました。感謝申し上げます。

pdf NAOZANE紹介ページ.pdf (1.58MB)

 

 


2018-11-27 00:00:00
IMG_7652.jpg

 

11月に入り急に秋が深くなりました。山茶花が満開です。葉もひっきりなしに落ちてくるので、掃き掃除が間に合いません。少し放っておくと落葉の絨毯になってしまいます。

 

 

11月は七五三詣です。当社も着飾った子供たちでにぎわいました。晴着を着て神前に成長を感謝し、これからの無事の成長を祈ります。ご両親やご親族にとっては喜びもひとしおです。お母さんが着た晴着を子供さんが着てお参りに来た方もいました。祈りのこもった晴着が代々受け継がれてゆく、家の永続や発展につながることで麗しい風習です。11月15日が七五三詣となったのは、秋の収穫祭と関係深く、豊作の喜びの中で子供の成長を祈願したことに由来します。

 

 

11月23日は新嘗祭です。本年は災害の多い年で、夏の猛暑や台風の襲来は稲作に大きな影響を与えたようで、平年よりやや不作との結果であったようです。しかし、秋の収穫の喜びは格別で、神前に初穂や海山野の味物を供えて、収穫に感謝して来年の豊作を祈りました。地元の自治会長をはじめおもだった役職を務める来賓、農業関係者の代表が参列して、玉串拝礼をしていただきました。それぞれのお立場で地域発展のためにご活動いただいているわけで、心から感謝申し上げた次第です。

 

 

本年は当地区にとっても、節目の時でした。長年の構想であった農地整理の事業がようやく開始されました。関係者の皆さんのご尽力の賜物と敬意を表したいと思います。当地も農業の後継者は激減していて、農地の管理さえままならない状態となっています。今まで生活を支えてくれた農地を使いやすい状態にして将来に渡してゆく、あとは次の世代の人が受け継いでくれるものと思います。明るい未来が開けるよう祈ってやみません。

 

 

新嘗祭が過ぎると、一段と寒さも増してきます。まもなく師走です。氏子崇敬者の皆様の一層のご健康とご発展をお祈り申し上げます。